【癌になって使った公共制度】総額約200万以上!?傷病手当金!
【癌になって使った公共制度】総額約200万以上!?傷病手当金!
こんにちは。ムツ吉です。今回は傷病手当金について解説になります。
私も実際に2018年に悪性リンパ腫という血液の癌を経験して、傷病手当金の受給を経験したので独自の視点からもお伝えできたらなと思います(^^)
傷病手当金とは
私自身、傷病手当ですごく経済的に助けられました。
内容
傷病手当とは以下のとおり♫
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
なお、任意継続被保険者の方は、傷病手当金は支給されません。
(健康保険法第104条による継続給付の要件を満たしている者は除く。)
要するに病気をしたときに会社を休んだなら、その60%を給付しますよという制度です。
受給できる期間
初めに受給した日から最長18ヶ月間分の受給が可能です。
その会社に1年以上所属している場合は、会社を辞めてからも受給継続が可能ですが、
会社に所属が1年未満の場合は会社を辞めた(社会保険の加入を辞めた)時点で受給がストップします。
条件
傷病手当は全員が使えるわけではなく、以下のような条件があります。
- 会社の社会保険に加入している
- 会社に所属している。(ただし、会社に1年以上所属していた場合はこの限りではない)
会社に所属していても、国民健康保険に加入しているなら使えませんのでご注意!あくまで社会保険の制度です。
受給手続きの方法
受給手続きは以下のとおり
用意するもの
- 傷病手当申請書(医師、事業主、自分とそれぞれ記載してもらう)
です。
こちらに書式のフォーマットがあります↓
健康保険傷病手当金支給申請書 | 申請書のご案内 | 全国健康保険協会
すでに会社を辞めている場合は医師と自分だけの記載で良いそうです。
私の受給した経験談
参考まで私の受給経験です。
受給金額
受給金額はひと月約13~14万円ほどでした。(当時派遣会社で働いており、総支給が約22万前後でした。)
受給できた期間
会社を辞める時にはすでに1年以上会社に所属出来ていたので、最長の18ヶ月間の受給ができました。
会社を辞めてからは必要書類の中に会社の記載は不要になり、医師と自分だけの記入になりますので
もし治療が終わってしまっていた場合は医師と相談が必要かもしれません。私も医師の強力のおかげで治療後も書類を書いていただけました(^^)
申請してから受給までの期間
申請してからその内容の審査が行われるみたいで、その審査に合格しなければ受給はされません。
申請者が多いと審査に時間がかかるそうですが、だいたい申請後から約3週間後に支給されていました。2週間後くらいには審査がだいたい終わっているので、社会保険の支部に問い合わせると「何日に支給されます」と回答が得られます。
使い道
受給額の使い道としては、
治療中
- 医療費約8万
- 生活費約4万
- 貯金2万
治療後
- 医療費約1万
- 生活費約4万
- 貯金9万
でした。
生活費が約4万は治療が開始される直前に実家に帰省して治療を開始した為、一人暮らしの時と比べると大幅に生活費を下げることができました。
まとめ
以上、今回は傷病手当金についてでした。
まとめると、
- 社会保険に加入していると傷病手当金が使える
- 会社に所属していても国民健康保険では不可
- 傷病手当金は給料の約60%が支給される。
- 受給は申請後約3週間後
というところでしょうか。
私は癌の発覚時に民間の保険いわゆるがん保険に加入していなかったので、当時は正直かなり焦りました(^_^;)
当時に「今のような知識があれば」と何度思ったことか・・。
この記事で私と同じような境遇の方の参考になればうれしいです(^^)