【癌になって使った公共制度】クレジットカードと相性抜群!高額療養費制度。
【癌になって使った公共制度】クレジットカードと相性抜群!高額療養費制度。
こんにちは。ムツ吉です。2018年に悪性リンパ腫という血液の癌が発覚し、2018年12月から2019年8月頃まで癌治療を行っていました。
今回はその経験からお世話になった公共制度の高額療養費制度を私の経験と一緒にご紹介♫
高額療養費制度とは
この高額療養費制度。あるモノと併用するとかなりお得なんです!その辺を解説できたらと思います。
内容
まず、高額療養費制度とは
高額な医療費を支払ったときは高額療養費で払い戻しが受けられます。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。
ようするに、「払った医療費が上限を超えると戻ってきますよ」と言う制度。
癌を経験するまでは
- 癌になったら医療費が高額
- 医療費がかかりすぎて人生設計が狂う
- 多額の借金をしなければいけなくなる
など思っていた私にとってはかなり安心な制度でした!(笑)
かなり助かります(^^)
私の受給した経験談
私が高額医療費を受給した経験として、誰も教えてくれない自分でもかなりお得な方法を思いつきました!
それがクレジットカードとの併用という方法です。
クレジットカードと相性抜群
高額療養費制度とは、
先に病院側に請求された医療費を支払わなければなりません。そして後日その時支払った医療費が還元されます。
その時の支払いをクレジットカードで支払えば、一回の医療費で
- クレジットカードのポイント
- その医療費の還付
という恩恵が得られます。
例えば、クレジットカードのポイント還元が0.1%だとして、10万円の支払いで4万の医療費還付があるとすると
- 医療費還付金4万円
- クレジットカードのポイント1000円分
が戻ってきます。
癌の治療というのはほとんどが長期的なので、
上のようなパターンが一年続くと1000円×12ヶ月で12000円分を無料でゲットできます。
2種類ある
高額療養費制度は主に
- 社会保険
- 国民健康保険
の2種類があります。
それぞれ医療費を支払う時に加入している保険が適用されます。
条件
高額療養費制度は基本的には単純なんですが、2つの注意することがあります。
所得による限度額面について
所得に応じて限度額が変わります。
70歳未満の方の区分
平成27年1月診療分から
所得区分
自己負担限度額
①区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
(報酬月額81万円以上の方)252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1%
140,100円
②区分イ
(標準報酬月額53万~79万円の方)
(報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方)167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1%
93,000円
③区分ウ
(標準報酬月額28万~50万円の方)
(報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方)80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%
44,400円
④区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
(報酬月額27万円未満の方)57,600円
44,400円
⑤区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)35,400円
24,600円
※1総医療費とは保険適用される診療費用の総額(10割)です。
※2診療を受けた月以前の1年間に、3ヵ月以上の高額療養費の支給を受けた(限度額適用認定証を使用し、自己負担限度額を負担した場合も含む)場合には、4ヵ月目から「多数該当」となり、自己負担限度額がさらに軽減されます。
注)「区分ア」または「区分イ」に該当する場合、市区町村民税が非課税であっても、標準報酬月額での「区分ア」または「区分イ」の該当となります。
主に
- 所得が多いと限度額も上がる
- 高額医療費の支払いが続くと4ヶ月目から限度額が下がる
という感じですかね(^^)
年齢が70歳以上になると、また少し変わってくるみたいなので確認をおすすめします。
医療費がかかる場面について
単に医療費といっても、
- 外来
- 入院
- 別の病院(外来)
- 別の病院(入院)
というようにいろんな場面でかかります。もし、それぞれで上で紹介した限度額までの医療費を負担するとなるとかなりキツいです(^_^;)
そんな時の為に、一箇所で限度額に達している場合は他の場面でかかる医療費の限度額は21000円ほどになります。
自己負担額は世帯で合算できます(世帯合算)
世帯で複数の方が同じ月に病気やけがをして医療機関で受診した場合や、お一人が複数の医療機関で受診したり、一つの医療機関で入院と外来で受診した場合は、自己負担額は世帯で合算することができ、その合算した額が自己負担限度額を超えた場合は、超えた額が払い戻されます。
※ここで言う世帯とは、協会けんぽに加入している被保険者とその被扶養者です。
ただし、70歳未満の方の合算できる自己負担額は、21,000円以上のもの(下記の「合算対象のポイント」)に限られます。70歳以上の方は自己負担額をすべて合算できます。
私も癌治療中に他の病院で23000円ほどのPET検査を受けなければならなく、その時の23000円は無事に戻ってきました(^^)
受給手続きの方法
高額療養費制度は勝手に医療費が還付される訳では無く、手続きをしないと還付がされません!
受給手続きの方法ですが、社会保険と国民健康保険で少し違うので私の経験からご紹介♫
社会保険
社会保険の高額療養費制度の還付手続きは以下のような手順で行いました。
- 社会保険の協会に問い合せて「高額療養費制度を使いたい」旨を話す。
- 後日、社会保険の協会より「高額療養費制度用の書類」が送られてくる。
- 「高額療養費制度用の書類」に必要事項を記入し、郵送する
- 申請後3、4ヶ月に指定口座に振込まれる
自分で書類を取り寄せなければならないのが注意ですね(^^)
国民健康保険
次に国民健康保険の高額療養費制度の還付手続きは以下のような手順で行いました。
- 医療費を支払った約1ヶ月後ぐらいに役所より「高額療養費が使える旨の書類」が来る
- ①の書類を記入し、役所で申請する
- 申請後約2ヶ月ほどで指定口座に振込まれる
国民健康保険では勝手に通知が来るので、書類は自分で準備しなくてよさそうです(^^)
その後の申請は役所の方に聴きながら行うとスムーズでした(^^)
申請してから受給までの期間
社会保険と国民健康保険で微妙に申請後の振込みは違いましたが、だいたい申請してから約2ヶ月後ぐらいです。医療費の支払いを行ってからは約3,4ヶ月後ぐらいでしたね♫
抗がん剤治療にかかった実質医療費
私の場合は癌に関する治療は約8ヶ月ほど。その内抗がん剤治療が約6ヶ月でした。
1月で約6万円の自己負担だったので、それを8ヶ月分にすると癌に関する医療費は約48万円をほどでしょうか(^^)
今思うと恐ろしい額ですね♫
楽天カードなら1%還元
ちなみに今回かかった医療費の約50万円を還元率1%の楽天カードでクレジットカード払いすると5000円分のポイントが貯まります♫
クレジットカードが申請できない方はデビットカードという方法もあります!
ポイントの使い道
ポイントの使い道ですが、5000円ぐらいなら軽く一人旅でも行けるのではないでしょうか(^^)
せっかく癌という辛い病気を頑張ったのですから自分への御褒美を与えましょう♫
まとめ
以上、【癌になって使った公共制度】クレジットカードと相性抜群!高額療養費制度。でした。
いかがでしたでしょうか。
まとめると
- 医療費を支払う時はクレジットカードがおすすめ
- クレジットカードは楽天カードなら還元率1%
- クレジットカードがない場合はデビットカードという手もあり
- 高額療養費制度は所得によって限度額が変わる
- 高額療養費制度は複数の高額医療費も対応可能(条件有り)
- 高額療養費制度をしようすると医療費は約7ヶ月で50万ほど。
というところでしょうか(^^)
今回はクレジットカードと高額療養費制度の併用でポイントがたくさん稼げることをお伝えしましたが
やはり、健康が一番ですね♫
この記事を読んでくださった方全員に良い事がおきますように(^^)
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